7月8日、何の前触れもなく、保護者宛て実行計画案が配布されました。この実行計画案の保護者への配布までの経緯を本日はお話します。
7月2日、千五開かれた学校づくり協議会(以下、千五開かれた協議会)は、翌週7月9日の夏祭りの最終確認の話し合いの場として、協議会開催を予定していました。
足立区教育委員会から、7月2日の協議会にきて、実行計画案を説明したい、という連絡が入りました。実行計画案は、統合を前提にした計画です。私たちは、なぜ千五が統合?という部分から疑問に感じており、なぜ千五が統合、この部分を統合ありきでなく話し合いたい、と教育委員会には申し入れをしていました。
「実行計画案の説明であれば、来ないでほしい。」
このように伝えました。教育委員会は、
「7月2日の協議会で、開かれた学校づくり協議会に説明させていただき、実行計画案を説明させていただきたい。その後、保護者に実行計画案を送付させていただき、7月13,14日の保護者会でも説明させてほしい。」という驚くべき回答。
これまで、何度となく教育委員会と話し合いの場を持ちましたが、話し合いで解決策を見つけるスタンスはゼロで、「説明させていただいた。」という実績づくりの場としてしか考えていないことは明らかでした。
昨年12月13,14日、足立区教育委員会が保護者会に説明に来ました。多くの保護者が参加し、足立区教育委員会の説明に怒りを感じました。答えになっていない説明でした。しかし、7月2日の開かれた協議会に来ないでくれ、との話をしている中で、色々な疑問をぶつけましたが、「昨年12月13,14日の保護者回で説明させていただいた。」との回答が多々ありました。
「ただ単に、説明という音声を発するのみ。説明する気はない。」
このような状況なので、7月2日、説明に来てもまともな議論にならないと考え、説明に来たいという申し出を断りました。
7月2日、開かれた協議会に来てみると、封筒に詰められた実行計画案が届いていました。説明させてもらえないなら、せめて実行計画案を受けとって欲しいとの置手紙を残し、協議会が始まる前に足立区教育委員会が来たとのことでした。
この日の千五開かれ協議会で、以下を決議しました。
・ 保護者への実行計画案の送付は、固くお断りする。なぜ千五が統合?という疑問を依然として持っており、また、正式な決定事項でない実行計画案を、正式決定までの流れを知らない保護者に何の説明もなく配布することは、保護者に大きな不安を与える。
・ 7月13,14日の保護者会に来ることは、固くお断りする。
・ 千五開かれた協議会が統合協議会に入る、というような千五協議会に関連する記述が含まれている実行計画案ならば、千五開かれた協議会の了承なしに、他校(五反野小)に配布することは固くお断りする。
この内容は書面にまとめ、足立区教育委員会に送付しています。
ここで、驚くべき行動に足立区教育委員会は出ました。PTA会長宛てに、
「千五開かれた協議会から、保護者宛ての実行計画案の送付の了解をもらおうと思いましたが、結果、了解をもらうことができませんでした。本来、千五開かれた協議会の了承をもらうべきと考えます。しかし、五反野小学校との情報格差(7月13,14日、五反野小でも保護者会を予定し、実行計画案を説明する予定とのことでした。)が無いようにしなければならないと考えおります。千五開かれた協議会から送付を断れましたが、PTAとして了解していただけないでしょうか。」
PTAも、
「保護者宛ての送付は固くお断りする。」
との判断を足立区教育委員会に伝えました。(PTAも千五開かれた協議会メンバーなのだから、回答がぶれるわけがない。)
このように、
・ 千五開かれた協議会
・ PTA
が反対したにも関わらず、7月8日、保護者宛てに実行計画案が送付されました。
私たち千五開かれた協議会には、「正式決定ではありません。あくまでも案ですが、保護者の方々が不安にならぬよう、出来るだけ早く教育委員会としての考え方を保護者にお伝えしたい。」
配布された実行計画案は、本当にあくまでも案であり、足立区長の正式決定で決まる、この部分の説明なく保護者へ配布。多くの保護者が「統合は決まったの?」という不安を感じたと聞きました。
「千五開かれた協議会に保護者への配布を申し出、断られ、次にPTAに申し出、断られた。」
このような状況でありながら、保護者宛て配布を強行した足立区教育委員会。
みなさん、このような進め方をする足立区教育委員会に、「子供たちにより良い教育環境を。」提供できると思えますか。
上記の進め方を聞いて、怒りを感じませんか。
みなさん、たくさんのコメントをお待ちしています。このブログの存在を、週明け、足立区教育委員会にも伝えます。
五反野小学校と千寿第五小学校の統合案が足立区教育委員会より提示されましたが、2011年9月13日、千寿第五小学校開かれた学校づくり協議会は臨時会を開催し、 ①統合案に反対すること ②反対署名を開始すること ③統合協議会への参加を拒否すること を正式決定いたしました。 連絡先 : 1005mamoru@gmail.com
平成17年、創立80周年記念誌、小島校長挨拶「地域の誇りである学校を引き継いで」より
「明治40年代、この地は度重なる大洪水に見舞われました。そのため十年余りの歳月をかけて荒川放水路が造られ、千住新橋もできました。この地域の子供たちは、この橋を渡り、旧千寿第三小学校に通っていましたが、風雨の強い日は橋の上で傘が飛ばされ、ずぶ濡れになったそうです。ここで”堤北にも学校を”との願いが高まり、地域の方々が役場に掛け合い、土地を探し、開校させてくれたのです。幾多の困難にもめげず、ようやく大正十四年に教室4、児童数165名で千住町立千寿第五尋常小学校として開校になりました。」(平成17年、創立80周年記念誌、小島校長挨拶「地域の誇りである学校を引き継いで」より)
地域の方々の子供たちへの思いが千五をつくり、統廃合の危機に対しても、地域の方々の反対が千五を守る大きな力となっています。
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地域と学校と保護者で長い時間をかけてつくりあげてきた私達の千五。一人ひとりの子供を、先生方、地域の皆さん、そして保護者が一体となって暖かく見守りながら、育ててきました。これだけの時間をかけて関係者の熱意を積み重ねてつくりあげた環境は、もう二度と同じものはつくれません。未来の子供たちのために必ず千五を守りましょう。そして、地域コミュニティーの要、地域の防災拠点の千五を必ず守りましょう。
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