平成17年、創立80周年記念誌、小島校長挨拶「地域の誇りである学校を引き継いで」より


「明治40年代、この地は度重なる大洪水に見舞われました。そのため十年余りの歳月をかけて荒川放水路が造られ、千住新橋もできました。この地域の子供たちは、この橋を渡り、旧千寿第三小学校に通っていましたが、風雨の強い日は橋の上で傘が飛ばされ、ずぶ濡れになったそうです。ここで”堤北にも学校を”との願いが高まり、地域の方々が役場に掛け合い、土地を探し、開校させてくれたのです。幾多の困難にもめげず、ようやく大正十四年に教室4、児童数165名で千住町立千寿第五尋常小学校として開校になりました。」(平成17年、創立80周年記念誌、小島校長挨拶「地域の誇りである学校を引き継いで」より)

地域の方々の子供たちへの思いが千五をつくり、統廃合の危機に対しても、地域の方々の反対が千五を守る大きな力となっています。
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地域と学校と保護者で長い時間をかけてつくりあげてきた私達の千五。一人ひとりの子供を、先生方、地域の皆さん、そして保護者が一体となって暖かく見守りながら、育ててきました。これだけの時間をかけて関係者の熱意を積み重ねてつくりあげた環境は、もう二度と同じものはつくれません。未来の子供たちのために必ず千五を守りましょう。そして、地域コミュニティーの要、地域の防災拠点の千五を必ず守りましょう。

2011年11月26日土曜日

千五守ろうNews_No.29

●明日11/27(日)、千五小で防災訓練があります。
防災拠点としての千五の重要性を再認識する日になると思います。足立区の指定する一次避難所は126ヶ所。11月1日現在の足立区の人口が約64万人。足立区全体で考えるとざっくり一か所5000人。現在の千五学区の4町会の人口が約1万人。現時点でも、足立区平均の倍の住民が災害時、千五を避難所とすることが想定されます。

このような地域住民の重要な防災拠点の千五に対して、



”3.11震災を考慮せずとも、統合(案)を足立区として正式決定することは出来る。”
(1:40~5:00)

という見解を足立区教育委員会は示しました。

五反野および千五地区の住民を、災害時、統合校は対応できるか否か、正式決定後、考えるとのことですが、正式決定前に災害時の安全確保を確認することが必要ではないでしょうか。
このような住民無視の見解に抗議する共に、私たちは地域住民への説明を強く求め、教育長宛て文書を出しました。(11/15)

● 3.11震災の際
千五は帰宅困難者1300人を受け入れました。千住新橋を渡り、特に松戸、柏方面に帰宅する方が道に迷いました。このような方々に対して、千五の先生方は、道案内、食事提供、道案内、休憩所・トイレ提供を寝ずに対応されました。下の動画は3.12の午後3時頃のものですが、それでもひっきりなしに、支援を求める方が出入りされていました。夜は本当に長打の列だったそうです。




千五は、教育の場であるとともに、地域コミュニティーの要、そして地域の防災拠点です。
明日は、このような千五の重要性を、あらためて考えてみることにしましょう。

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